北陸色彩紀行1

今年の目標の一つ「行ったことのない街の色を見に行く!」の実現に、念願の北陸色彩旅に行ってきた。怒涛の4日間、富山〜福井〜石川の色彩をこれでもかと収集体感してきたので少しづつここに記したいと思う。

その1「富山県高岡市 金屋町」

今回訪れる街は「重要伝統的建造物群保存地区」を中心にピックアップ。その中で最初に決めたのが、富山県高岡市の「金屋町」と「山町筋」。鹿児島から7時間かけて高岡入りし、すぐに足を運んだ。

金屋町は高岡銅器発祥の地。「千本格子の家並みと銅片をはめ込んだ石畳の道」を目の前にした時、感激で泣きそうになった。

鹿児島とはあまりに違う景観から伝わる色彩感。中でも印象的だったのは、銅板の外壁や銅の側溝の緑青色。時を経てできたその色はふくよかな濃淡陰影があり、周辺の色彩と絶妙な調和感があった。人口塗料では得られないその色あいは、北陸の光の中で美しく鹿児島では絶対に出せないな、としみじみ思った。

個性ある景観色彩は、時間、気候風土、そして、そこに住まう人たちがそれを「当たり前に大事にしている」ことにより作り出される、と心から思った。